2026年8月13日

こんにちは。流山エリアの歯医者 やぎ歯科クリニックです。
「うちの子、食べこぼしが多いし、食べるのがすごく遅い…」
「滑舌が悪くて、言葉がはっきりしない気がする」
「赤ちゃんの頃から、おっぱいを飲むのが下手だったかも?」
お子さんをお持ちのパパ・ママ、このような違和感を抱いたことはありませんか?
【結論】その症状は「口腔機能発達不全症」という、お口の機能が正しく育っていない状態かもしれません。放置すると歯並びや全身の健康に影響しますが、2018年から保険適用での治療が可能になり、適切なトレーニングで改善します。
今回は、流山市で「口腔機能発達不全症」に悩むご家族へ向けて、その原因からチェックリスト、治療方法まで現役歯科医師が詳しく解説します。
〈こちらのブログは歯科医師監修ブログです〉
院長 八木 亮
口腔機能発達不全症とは?原因と「子供・赤ちゃん」への影響
「口腔機能発達不全症」とは、食べる、話す、呼吸するといった「お口の基本機能」が、年齢相応に発達していない状態を指します。
なぜ起こる?主な原因
近年、子供たちにこの症状が増えている最大の原因は、食生活や生活習慣の変化です。
- 食生活の変化: 柔らかい食べ物が増え、しっかり噛む機会が減った。
- 姿勢の悪さ: スマホやゲームの普及により、姿勢が崩れて口が開きやすくなった。
- 赤ちゃん期の習慣: 授乳の仕方や離乳食の進め方、長期間の指しゃぶりなどが影響することもあります。
▶️ 当院でできるサポートとは?:https://yagi-dentalclinic.jp/medical/medical15/#link05
30秒で確認「口腔機能発達不全症 チェックリスト」と診断基準
歯医者での診断基準に基づいた、ご家庭でできるチェックリストです。
| カテゴリ | チェック項目 | 危険度とサイン |
| 食べる | 食べこぼしが多い、クチャクチャ音を立てる | 中:口を閉じる筋肉が未発達 |
| 話す | 滑舌が悪い(サ行・タ行など)、言葉が遅い | 高:舌の動きが制限されています |
| 呼吸 | 常に口が開いている(ポカン口)、いびき | 高:鼻呼吸ができず免疫力が低下 |
| 見た目 | 歯並びがガタガタ、出っ歯、受け口 | 高:顎の成長が正しく行われていません |
| 赤ちゃん | おっぱいを吸う力が弱い、むせやすい | 中:哺乳機能の発達不全の可能性 |
2つ以上当てはまる場合は、精密な診査をお勧めします。早期に気づくことが、お子様の将来の負担を減らす一番の近道です。
「うちの子、当てはまるかも」と不安な方へ
治療は「保険適用」で受けられる?費用と期間
「専門的な治療はお金がかかりそう…」と不安に思う方も多いですが、口腔機能発達不全症は、管理計画に基づいた継続的な指導を行う場合、
歯医者での治療が保険適用となる場合があります。(※18歳未満のお子様が対象)
治療方法は、装置を使うだけでなく、主にお口の筋肉を鍛えるトレーニングが中心となります。定期的に通院し、数値を確認しながら進めていくため、家計の負担を抑えながら計画的に改善を目指せます。
「食べることが楽しくなった!」改善事例
日々診療をしていると、「偏食だと思っていたら、実は口腔機能発達不全だった」というお子様に多く出会います。
以前来院された6歳の男の子は、お肉や硬い食べ物を避けてばかりいました。お母様は「わがままで食べない」と悩んでおられましたが、検査の結果、舌の力が非常に弱く、食べ物を喉へ送り込む動作がうまくできていないことが分かりました。
私はお母様に伝えました。「この子は食べたくないのではなく、食べられないのです。お口の筋トレで、絶対に食べられるようになりますよ。」
それから当院で、風船を使ったり、専用のトレーニング器具を使ったりして楽しく練習を続けました。
- 3ヶ月後、給食を時間内に完食できるようになりました
- ポカンと開いていた口が、自然と閉じるようになりました
- お母様が『叱らなくて済むようになった』と晴れやかな顔を見せてくれました
歯医者は歯の治療だけでなく、お子様の成長を支える場所です。
自宅でできる「口腔機能発達不全症 トレーニング方法」
歯医者での指導に加え、ご自宅で遊びながらできるトレーニング方法(MFT:口腔筋機能療法)をいくつかご紹介します。
- あいうべ体操:
「あ・い・う・べ〜」と大きく口を動かし、舌の筋肉を鍛えます。 - 風船ガムトレーニング:
ガムを噛み、舌で丸めて広げる動作を練習します(※誤飲に注意)。 - ボタン引っ張り:
糸を通したボタンを唇と歯の間に入れ、外れないように唇の力で耐えます。 - ガラガラうがい:
喉の奥の筋肉を鍛え、飲み込む力を高めます。
これらはあくまで補助的なものです。
間違った自己流のトレーニングは逆効果になることもあるため、必ず一度専門の歯医者で診査を受けてください。
▶︎やぎ歯科の「口腔機能発達不全症」専門サポートはこちら
▶️「口腔機能発達不完全症」のよくある質問はこちら
流山の多忙なファミリーを支える、当院ならではの強み
現代は共働き世帯が非常に多く、通院の時間を確保するのも一苦労ですよね。
- 保育士在籍: 親御様やご兄弟が診察を受けている間、保育士がお子様を安全にお預かりします。
- 「説明と対話」を最優先: 「なぜこのトレーニングが必要なのか」を資料を用いて分かりやすく説明します。納得感があるからこそ、お子様も前向きに取り組めます。
まとめ:次にやるべきこととは?
口腔機能の発達は、成長期という「限られた時間」が勝負です。
ブログを読んでいただいている皆様、次の3ステップを今日から始めてみてください!
- 食事中のお子様の「口の動き」をじっくり観察する
- チェックリストで当てはまる項目がないか数えてみる
- 歯科クリニックの「お口の機能検診」を予約する
放置した時間は戻りませんが、今始めれば、未来の健康と美しい歯並びは必ず守れます。
監修者プロフィール

やぎ歯科クリニック 院長 八木 亮(やぎ りょう)
挨拶
私が歯医者として大切にしていること。それは「説明」と「対話」です。
歯の状態や機能に関する情報が不足していると不安になるのは当たり前です。
だからこそ私は、歯医者として患者様とそのご家族の不安を解消できるよう、分かり易く丁寧な「説明」を心がけています。納得いただいた上で、お子様の明るい未来を一緒に目指しましょう。
医院概要
- 医院名: やぎ歯科クリニック
- 住所: 〒270-0175 千葉県流山市三輪野山 2-335-15
- お問い合わせ: TEL. 047-197-5511
- 診療科目: 歯医者・小児歯医者・矯正歯医者・口腔外科
当院の特徴
- 保育士が在籍しています:パパ・ママが安心して相談に集中できる環境です。
- キッズスペース完備:お子様が「また来たい!」と思える空間をご用意しています。
皆様が、一生自分の歯で美味しく食べ、楽しくお喋りでき、笑えるよう私たちは誠心誠意サポートいたします。